名入れボールペンを作る際には注意したほうが良い点があります。最も基本的で当たり前のことですが、入れる名前の漢字とかスペルを間違うのは論外のミスですから細心の注意を払いましょう。漢字での名入れボールペンの場合、人によっては普段使っている文字は新字体だけれども、正式には旧字体だという人もいます。斉藤さんと齋藤さんとか、渡辺さんと渡邊さんなど、本人にとっては決してどうでも良い違いではない場合もありますから、オリジナルの贈り物とするようなケースでは特に気をつけなければなりません。

せっかくの心を込めた贈答品のはずが大変な失礼にあたり、かえって不興を買うようなことになっては何にもならないからです。ローマ字での名入れボールペンの場合であっても似たようなことは当てはまります。一般的にはヘボン式綴りが用いられ、例えば福島さんは普通はFukushimaと綴りますが、別に絶対的な決まり事ではありませんから個人的趣向によって例えばHukusimaとしている人もいるかもしれません。大田さんでも、OtaもあればOhtaとかOotaなど様々な綴りが実際にもよく用いられていますから、少しでも危ないと思えば事前に確認しておくことが強く勧められます。

本人だけのオリジナルグッズとして長く愛用してもらうことを前提にしているはずなので、本人が違和感などを覚えることなく本当に愛用したいと思えるものであることは最低限の条件です。